2020年度歯科保存学研究分野業績集
学位論文
1. 藤野 翔香：Expression and function of dopamine in odontoblasts
（2020年 1月17日公聴会 2020年 3月23日学位授与）
2. 糸山 知宏：Possible function of GDNF and Schwann cells in wound healing of
periodontal tissue
（2020年 7月 3日公聴会 2020年 9月25日学位授与）
原著論文
1. Hamano S, Tomokiyo A, Hasegawa D, Yuda A, Sugii H, YoshidaS, Mitarai H, Wada N, Maeda H. Functions of beta2-adrenergic receptor in human periodontal ligament cells. J Cell Biochem. 2020 Mar 1. doi: 10.1002/jcb.29706. (Online ahead of print)
2. Fujino S, Hamano S, Tomokiyo A, Itoyama T, Hasegawa D, Sugii H, Yoshida S, Washio A, Nozu A, Ono T, Wada N, Kitamura C, Maeda H. Expression and function of dopamine in odontoblasts. J Cell Physiol. 2020 May;235(5):4376-4387. doi: 10.1002/jcp.29314.
3. Tomohiro Itoyama, Shinichiro Yoshida, Atsushi Tomokiyo, Daigaku Hasegawa, Sayuri Hamano, Hideki Sugii, Taiga Ono, Shoko Fujino, Hidefumi Maeda．Possible function of GDNF and Schwann cells in wound healing of periodontal tissue．J Periodontal Res. Dec;55(6):830-839, 2020. doi: 10.1111/jre.12774.
4. Hasegawa D, Hasegawa K, Kaneko H, Yoshida S, Mitarai H, Arima M, Tomokiyo A, Hamano S, Sugii H, Wada N, Kiyoshima T, Maeda H. MEST Regulates the Stemness of Human Periodontal Ligament Stem Cells. Stem Cells Int. 2020 Jul 8. doi: 10.1155/2020/9672673. eCollection 2020.
5. 杉井英樹、吉田晋一郎、友清淳、濱野さゆり、長谷川大学、前田英史. 未重合レジンセメントと未重合フロアブルレジンの結合力. 日歯保存誌. 63(1): 44-51, 2020
6. 藤野 翔香, 濱野 さゆり, 糸山 知宏, 前田 英史. 象牙芽細胞分化におけるドーパミンの発現. 日本歯内療法会雑誌. 2020 年41巻 1号．31-34
学会発表等
1. Taiga Ono, Atsushi Tomokiyo, Daigaku Hasegawa, Sayuri Hamano, Shinichiro Yoshida, Hideki Sugii, Shoko Fujino, Tomohiro Itoyama, Hidefumi Maeda. Develpoment of a new biohybridimplant system applying 3D-printing technology.．The 98th General Session & Exhibition of the IADR．誌上開催．2020 Mar.
2. Tomohiro Itoyama, Shinichiro Yoshida, Atsushi Tomokiyo, Daigaku Hasegawa, Sayuri Hamano1, Hideki Sugii, Taiga Ono, Shoko Fujino, Hidefumi Maeda．Possibility of Schwann cells to contribute to periodontal wound healing．The 98th General Session & Exhibition of the IADR．誌上開催．2020 Mar.
3. Asuka Yuda, Shinsuke Fujii, C.A. McCulloch, Michihiko Usui, Shinya Murakami, Hidefumi Maeda, Naohisa Wada. Roles of PDLIM5 in periodontal ligament and gingival epithelial cells. American Academy of Periodontology (AAP) 106th Annual Meeting.
Web開催．2020/10/31-11/3.
4. 吉田晋一郎、糸山知宏、杉井英樹、友清淳、長谷川大学、濱野さゆり、門脇正敬、前田英史．ナノハイドロキシアパタイト含有レジンの新規直接覆髄材としての可能性．第19回日本再生医療学会総会．Web開催. 2020年5月18日～5月29日
5. 友清淳、長谷川大学、小野太雅、一法師啓太、山下梢、M Anas Alhasan、濱野さゆり、杉井英樹、吉田晋一郎、前田英史．レジン系、バイオガラス系およびシリコン系根管充填用シーラーのヒト歯根膜幹細胞株に対する細胞親和性比較．第152回日本歯科保存学会春季学術大会．誌上開催．2020年6月11日～6月12日
6. 小野太雅、友清淳、小川真里奈、長谷川大学、濱野さゆり、吉田晋一郎、杉井英樹、一法師啓太、山下梢、前田英史．バイオ3Dプリント技術を応用した未分化なヒト歯根膜クローン細胞株および生体活性材料コアを用いたバイオハイブリッドインプラントの作製．第152回日本歯科保存学会春季学術大会．誌上開催．2020年6月11日～6月12日
7. 山下梢、友清淳、濱野さゆり、長谷川大学、杉井英樹、吉田晋一郎、小野太雅、一法師啓太、M Anas Alhasan、前田英史．NaClOに浸漬したMineral Trioxide Aggregateはヒト歯根膜幹細胞株の骨芽細胞分化能を低下させる．第152回日本歯科保存学会春季学術大会．誌上開催．2020年6月11日～6月12日
8. Naati Fakatava、御手洗裕美、祐田明香、長谷川大学、前田英史、和田尚久．The Role of ACTA2 in Periodontal Ligament Cell Stimulated with TGF-β1. 第152回日本歯科保存学会春季学術大会．誌上開催．2020年6月11日～6月12日
9. 御手洗裕美、祐田明香、Naati Fakatava、長谷川大学、前田英史、和田尚久．Transgelinは、Integrinを介した細胞外基質への接着に関与する． 第152回日本歯科保存学会春季学術大会．誌上開催．2020年6月11日～6月12日
10. 友清淳、山下梢、小野太雅、一法師啓太、濱野さゆり、長谷川大学、杉井英樹、吉田晋一郎、前田英史． フェノール系貼薬剤は硬化後のWhite Mineral Trioxide Aggregateの崩壊および色調変化を誘導する．第41回日本歯内療法学会学術大会．誌上開催．2020年6月27～28日
11. 倉富覚、吉田晋一郎、友清淳、前田英史．スミヤー層の除去のための効果的な根管洗浄方法に関する研究―第1報―．第41回日本歯内療法学会学術大会．誌上開催．2020年6月27日～28日
12. 一法師啓太、友清淳、小野太雅、山下梢、長谷川大学、濱野さゆり、吉田晋一郎、杉井英樹、前田英史．sFRP1は歯髄細胞の象牙芽細胞様分化を誘導し、デンティンブリッジ形成を促進する．第41回日本歯内療法学会学術大会．誌上開催．2020年6月27日～28日
13. 足立織利恵、杉井英樹、糸山知宏、友清淳、濱野さゆり、長谷川大学、吉田晋一郎、Mhd Safwan Albougha、前田英史．Decorinが未分化なヒト歯根膜細胞の骨芽細胞様分化に及ぼす影響．第153回日本歯科保存学会秋季学術大会．Web開催．2020年11月16日～11月30日
14. 門脇正敬、吉田晋一郎、糸山知宏、友清淳、濱野さゆり、長谷川大学、杉井英樹、前田英史．直接覆髄後の歯髄組織におけるM2マクロファージの集簇．第153回日本歯科保存学会秋季学術大会．Web開催．2020年11月16日～11月30日
15. 杉浦梨紗、濱野さゆり、友清淳、長谷川大学、吉田晋一郎、杉井英樹、前田英史．iPS細胞から歯根膜幹細胞様細胞への分化誘導能を有する転写因子の同定．第153回日本歯科保存学会秋季学術大会．Web開催．2020年11月16日～11月30日
学術講演等
1. 吉田晋一郎：2020年度第3回臨床医のための症例検討セミナー「ひとつ上を目指す根管治療－確実な結果を残すために」．アクロス福岡（福岡市）．2020年11月25日
特別講演・シンポジウム等
1. Sayuri Hamano：Establishing periodontal ligament stem cell-like cells derived from iPS cells． Kyudai Oral Bioscience & OBT Research Center Joint International Symposium 2020, Kyushu University (Fukuoka), February 8, 2020.
2. 前田英史：編集委員会主催シンポジウム「論文を書くために知っておきたい論文執筆講演 (Part1)―症例報告論文の書き方―」第41回日本歯内療法学会学術大会．誌上開催．
2020年6月27日～28日
著書・総説・他
1. Yoshida S, Tomokiyo A, Hasegawa D, Hamano S, Sugii H, Maeda H. Insight into the Role of Dental Pulp Stem Cells in Regenerative Therapy. Biology (Basel). 9(7):160, 2020. doi: 10.3390/biology9070160.
2. Maeda H. Mass acquisition of human periodontal ligament stem cells. World J Stem Cells. 12(9): 1023-1031, 2020
3. Maeda H. Aging and senescence of dental pulp and hard tissues of the tooth. Front Cell Dev Biol. In press.
4. 前田英史：「象牙芽細胞によるドーパミンの発現」編集：黒川清「幹細胞治療と疾患」. Bio Clinica . 35(5): 76-79, 2020
5. 前田英史：「瘻孔の位置と患歯が一致しない複数歯の感染根管治療」編集：阿部修・興地隆史・木ノ本喜史・中田和彦「治癒に導くエンドの秘訣」ヒューロン別冊．20-23，2020
6. 前田英史：「高齢者の根管治療で痩孔の閉鎖に過剰な拡大を避け水酸化カルシウムで治癒を図った症例」編集：阿部修・興地隆史・木ノ本喜史・中田和彦「治癒に導くエンドの秘訣」ヒューロン別冊．32-35，2020
7. 前田英史：「薬液から水酸化カルシウムによる根管消毒へ」編集：北村和夫「歯内療法のパラダイムシフト」2020年 別冊 the Quintessence．94-101, 2020
8. 杉井英樹、前田英史：「可逆性または不可逆性歯髄炎の診査・診断」編集：林美加子・二階堂徹「接着・機能性材料を活用した歯髄保護－痛みのない信頼の歯科医療のために」日本歯科評論2020年増刊．18-27, 2020
共同研究
1. 国立大学法人京都大学 iPS細胞研究所「歯根膜幹細胞誘導のためのヒト多能性幹細胞由来神経堤細胞誘導法の開発」 2019年6月5日～2022年3月31日
2. 友清 淳：第一三共株式会社モダリティ研究所 2020年11月1日～
3. 友清 淳：サイフューズ株式会社 2019年6月30日～
寄附金
2020年度 サンメディカル社
日本学術振興会及び科学技術振興機構科学研究費補助金
|
1. |
研究種目： |
厚生労働科学研究費補助金 （新規） |
|
|
研究者氏名： |
前田 英史（分担） |
|
|
研究課題： |
食品を介したダイオキシン類等の人体への影響の把握とその治療法の開発等に関する研究 |
|
|
研究期間： |
令和2年度（1年間） |
|
|
|
|
|
2. |
研究種目： |
基盤研究（A）（継続） |
|
|
研究者氏名： |
前田 英史 |
|
|
研究課題： |
iPS細胞を用いた3次元的歯根膜作製法の確立と人工歯根開発への応用 |
|
|
研究期間： |
平成29年度～平成33年度（5年間） |
|
|
|
|
|
3. |
研究種目： |
基盤研究（B）（継続） |
|
|
研究者氏名： |
友清 淳 |
|
|
研究課題： |
iPS由来神経堤細胞によるバイオミメティクスに基づいた新規歯周組織再生療法の開発 |
|
|
研究期間： |
平成29年度～平成32年度（4年間） |
|
|
|
|
|
4. |
研究種目： |
挑戦的研究（萌芽）（継続） |
|
|
研究者氏名： |
友清 淳 |
|
|
研究課題： |
iPS創薬とゲノム創薬の融合による歯根膜幹細胞賦活化物質の創出と再生医療への応用 |
|
|
研究期間： |
平成30年度～平成32年度（3年間） |
|
|
|
|
|
5. |
研究種目： |
若手研究（継続） |
|
|
研究者氏名： |
長谷川 大学 |
|
|
研究課題： |
歯根膜幹細胞転換を基盤とした歯周組織再生の有用性の検討とそのメカニズムの解明 |
|
|
研究期間： |
令和元年度～令和2年度（2年間） |
|
|
|
|
|
6. |
研究種目： |
若手研究（継続） |
|
|
研究者氏名： |
濱野 さゆり |
|
|
研究課題： |
iPS細胞と歯根膜幹細胞誘導因子FBN2を融合させた革新的歯周組織再生療法の創出 |
|
|
研究期間： |
令和元年度～令和2年度（2年間） |
|
7. |
研究種目： |
若手研究（継続） |
|
|
研究者氏名： |
杉井 英樹 |
|
|
研究課題： |
Activin Aの二極性細胞分化誘導特性を基盤とした新規歯周組織再生療法の開発 |
|
|
研究期間： |
令和元年度～令和2年度（2年間） |
|
|
|
|
|
8. |
研究種目： |
若手研究（新規） |
|
|
研究者氏名： |
吉田 晋一郎 |
|
|
研究課題： |
ナノハイドロキシアパタイト含有レジンを用いた新規接着性直接覆髄材の創製 |
|
|
研究期間： |
令和2年度～令和3年度（2年間） |
|
|
|
|
|
9. |
研究種目： |
研究活動スタート支援 (新規) |
|
|
研究者氏名： |
糸山 知宏 |
|
|
研究課題： |
シュワン細胞由来の因子を用いた新規歯周療法の開発 |
|
|
研究期間： |
令和2年度～令和3年度（2年間） |
|
|
|
|